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シリーズ『こどものミライ』 双子の親が困りごとを共有 市の基本計画に反映へ

2023年9月11日 18:03
シリーズ『こどものミライ』 双子の親が困りごとを共有 市の基本計画に反映へ

子育てを取り巻く現状や子どもたちの成長を見つめるシリーズ、『こどものミライ』です。11日、福岡市で、双子などを育てている親の困りごとを共有しあうワークショップが開かれました。

■財津ひろみアナウンサー
「子どもがたくさん集まっています。こちらでは双子の親と福岡市が行う、初めてのワークショップが行われています。」

11日、福岡市で開かれたのは、11組の双子の親とその双子たち、そして福岡市の職員が参加したワークショップです。福岡市がことし4月から始めた多様な市民の声を聞くプロジェクトの一環で、双子などを育てている多胎世帯の親が、育児で困ったことなどを当事者同士で発表し共有しました。

■双子の親
「双子のベビーカーを持ってバスに乗るときに、周りの視線が気になった。」
「ノンステップバスもあるけれど、いつ来るか分からない。」
「保育園ですが、双子よりも、きょうだいがいる人のほうが(市の利用選考の)点数が高いので、双子でも入れるのが難しい。」
「外に出るだけでも大変なので今、とてもありがたい。『おむつと安心定期便』が始まりましたが、スタンプをもらいに行くこと自体が双子だと難しい部分もある。」
「(スタンプを)もらいに行く作業が簡易的になるといい。」

2歳の双子のママで、今回のワークショップの開催を福岡市に申し入れた牛島智絵さんは、多胎の親を支援する一般社団法人、tatamamaの代表です。

■tatamama・牛島智絵 代表理事
「私自身、こういうことで困っています、解決策はないかと相談に行っていたが、こういうふうに取り上げていただいて、声を大きくして市に伝えられた。すごくいい機会をいただいたと思っています。」

ワークショップは2025年度からの福岡市の基本計画を策定するために開かれていて、集まった市民の声は、今年度作成する市の素案に反映される予定です。

■双子の親
「声を聴いてもらう場を設けてくれたことはすごく感謝しています。誰かが発信しないと伝わらない。当事者、みんなの意見が通るのが理想です。ぜひぜひ!」