坂本農水相 有明海再生へ支援「加速化」 地元漁業者と意見交換
坂本農林水産大臣が12日佐賀県を訪れて有明海再生にむけた支援を加速させる考えを示しました。
坂本農林水産大臣は12日午前、佐賀県小城市を訪れ、ノリの不作が続く有明海の漁業の現状や、二枚貝の資源回復にむけた取り組みについて、地元の漁業者と意見を交わしました。
長崎県の諫早湾干拓事業をめぐり、国は潮受け堤防の排水門を開けずに有明海の再生に取り組むことを提案し、佐賀・福岡・熊本の漁業団体はことし2月、この提案に賛同しました。
12日の意見交換のなかで坂本大臣は提案の受け入れに感謝の意を示し、有明海の再生に向けた支援を加速させる考えを示しました。
■坂本農水相「まずは海域環境の調査魚介類の増養殖技術の開発、漁場改善の現地実証を実施する。漁業経営の改善、新技術の導入など新たな挑戦についても後押ししていく」
その上で、開門を求める漁業者の声を坂本大臣自身が聞く機会を調整中だと強調しました。