中学生の父親「未来を絶たれ不安な毎日…笑顔で卒業できない」高校受験の願書の締め切りを教員が勘違いして受験できず 福岡
福岡市東区の私立・博多女子中学校が公立高校の入試の願書を出し忘れ、生徒3人が受験できなかった問題で、保護者の1人が3月1日夕方、取材に応じました。
■生徒の父親
「誠意を全く感じられない。ことの重大さがない。ミスしました、受けられません、うちは第1志望なので、本人の気持ちを全く理解していない。15歳は決められない状況にいる。(志望校は)1本と決めていたから、本人もどうしていいか分からない。」
この問題は博多女子中学校が、古賀市の古賀竟成館高校を志望する3人の生徒の願書を締切りを過ぎて提出したため受理されなかったものです。
学校は、担当教員らが出願の締切りを県立高校と同じ2月20日と勘違いしていたと説明しています。
3人は受験することが出来ず、学校は、経緯を説明したうえで謝罪したということですが、生徒の保護者によりますと、その際、30万円の和解金を提示されたということです。
学校側は2日、保護者説明会を開き、経緯や今後の対策などについて説明するとしています。
生徒の保護者は「子どもは未来を絶たれ不安な毎日を過ごしている。笑顔で卒業することもできない」と学校に対する不信感をあらわにしています。