【速報】東海大福岡高いじめ 県は再調査を決定「いじめの事実関係が十分に明確になっているとは言えず再発防止に再考の余地がある」
速報です。
3年前、福岡県宗像市の東海大学付属福岡高校の当時2年生だった侑大(ゆうだい)さんがいじめなどを訴える遺書を残して自殺した問題で、県は学校側とは別に再調査を行うと発表しました。
再調査するかどうか話し合った弁護士やスクールソーシャルワーカー、医師などでつくる委員会は「いじめの事実関係が十分に明確になっているとは言えず、学校の再発防止について再考の余地があり、被害生徒の保護者の主張が合理的なものと認められる」として県に対し「再調査を行う必要がある」と答申しました。
これを受け、県は再調査実施を決定しました。
学校側は第三者委員会を設けて自殺の原因を調査していましたが、去年9月に出された報告書は上級生によるいじめや監督(当時の顧問)の無視などが要因だと認定する一方、「自殺の直接的な原因は特定できない」と結論づけています。
侑大さんの母親はいじめの事実認定が不十分で、学校の対応についての調査検討がなされておらず、再発防止を検討するための調査が不十分だとして、福岡県に学校とは別に調査を行うよう求めていました。