特殊詐欺の被害者4人の個人情報が･･･捜査用SDカード1枚紛失 【福岡・小倉南警察署】

福岡県警は、特殊詐欺の被害者4人の個人情報が入ったSDカード1枚を紛失したと明らかにしました。

福岡県警によりますと、紛失が発覚したのは、北九州市にある小倉南警察署・刑事2課が捜査に使用していたSDカード1枚です。

4日午前9時ごろ、署内の保管用キャビネットを定期点検した際、SDカードが見当たらず、なくなっていることが分かりました。

紛失したSDカードには、特殊詐欺事件に関する撮影データ約100枚が入っていて、被害者4人の名前や電話番号などの個人情報も含まれているということです。

SDカードの所在が確実に分かっているのは、1日の午後6時前が最後で、刑事2課の担当者が署内で使用し、返却したとしています。

SDカードを使用した後は、管理簿に使用者と責任者のチェックを入れ返却するのが県警内で定められたルールですが、1日には、必要なチェックが行われていませんでした。

福岡県警組織犯罪対策課の前田和彦統括管理官は「関係者をはじめ、県民の皆さまに深くおわび申し上げます。今回の事案を重く受け止め、業務管理及び指導を徹底し、再発防止に努めていく」としています。