市営バス運転手の初任給を最大4万円増額へ 市長「危機的な状況」大型2種免許の取得も支援 北九州市
北九州市は16日、市営バスの運行を維持するため、運転手の初任給を最大4万円増額すると発表しました。
■北九州市・武内市長
「市営バスは危機的な状況です。運転者不足、14人欠員しています。バスの利用者の大幅な減少。」
北九州市の武内市長は、運転手の不足や利用者減少などの課題を抱える市営バスの改善策を発表しました。
北九州市営バスでは、現行のダイヤやスクールバスの事業などを維持するためには、161人の運転手が必要としていますが、現在14人が足りない状態だということです。
また、運転手のうち60歳以上の割合は49パーセントで、市は大型バスの運転に必要な大型2種免許を取得するために最大50万円を支援する制度を始めました。
また、運転手の基本初任給をこれまでの17万4000円から20万2000円に上げ、経験に応じて最大4万円まで増額するということです。