中学生殺傷事件を受け市立学校に防犯カメラ 主な駅周辺にも 北九州市が2億円を計上へ
北九州市で中学生2人が殺傷された事件を受け、市が2024年度の補正予算案に学校や駅周辺に防犯カメラを設置するなど防犯策の強化費として、およそ2億円を盛り込む方針を固めたことがわかりました。
関係者によりますと、北九州市は不審者の学校への侵入対策として、北九州市立の小学校・中学校・高校・特別支援学校に防犯カメラを設置し、通学路には防犯灯を設置します。
また、主要な駅の周辺にも防犯カメラを設置します。
2024年12月に、北九州市小倉南区のファストフード店で中学生2人が殺傷された事件を受けたもので、防犯策の強化費として、2024年度の補正予算案におよそ2億円を計上します。
また、新年度当初予算案の一般会計の総額は、過去最大だった2021年度を上回り、およそ6400億円に上ることが分かりました。社会保障費や人件費が増加する一方で、税収も過去最大となる見通しで、市債残高は減少を見込んでいます。
半導体関連のサプライチェーン強化や企業集積などを進める費用としておよそ1億円が計上されます。またインバウンド需要を取り込むため、アジアの富裕層に向けたプロモーションを強化するための事業費として、1億4000万円余りを盛り込む方針です。
北九州市は、2024年度の補正予算案と新年度の当初予算案を2月議会に提出し、可決、成立を目指します。