事故多発受けスタントマンが自転車事故を再現 高校生が“怖さ”学ぶ 福岡県春日市
福岡県内では、ことしに入って自転車が関連する交通事故が多発しています。福岡県春日市の高校で11日、スタントマンが自転車の事故を再現し、生徒たちがその怖さを学びました。
スタントマンが再現する自転車事故の瞬間です。
見通しの悪い交差点で、一時停止せずに飛び出した自転車と直進してきた原付バイクとの衝突事故です。
11日に、春日市の春日高校で開かれた交通安全教室では、2人乗りで傘を差しての運転など、危険な乗り方で起きる事故をプロのスタントマンが再現しました。
自転車を利用する機会が多い高校生に、事故の怖さを実感してもらう狙いです。
■見学した生徒
「自分の家族や友達とかが事故に遭ったら本当に怖いなと思う。自分が速度を落としたり、左右を確認するだけで、自分の命や他人の命も助けられるんだと分かった。これからちゃんといていこうと思いました。」
福岡県内では、ことしに入って9月末までに自転車が絡む交通事故で8人が死亡していて、去年の同じ時期と比べて5人増えています。
亡くなった8人のうち7人がヘルメットを着けておらず、警察は「自転車を利用する際はヘルメットを着用してほしい」と呼びかけています。