【火災に注意】空気が乾燥して暖房器具を使い始める季節 カセットコンロや電子レンジも正しく使って 福岡
空気が乾燥し、暖房器具を使い始めるこの時期は火災も発生しやすくなります。普段、使っている調理器具からも思わぬ原因で火が出ることがあるため、消防は注意を呼びかけています。
■訓練
「火事だ、火事です。」
15日、福岡大学病院で、およそ70人の職員が参加して行われた防災訓練。病院内の一室で火災が発生した想定で、消防署の職員が初期消火の指導などを行いました。
■城南消防署・秋山勝彦副署長
「これから寒くなってきますので、火気の使用が多くなってきます。それに伴って火災が発生する可能性が高くなる。」
空気が乾燥し、気温が一気に下がるこの季節。ストーブなどの暖房器具のほか、台所まわりでも火災の注意が必要だといいます。
■秋山副署長
「卓上コンロを使う場合が出てきますので、ガスボンベの設置が悪いと、異常燃焼が起こる場合がある。」
こちらは、鍋料理などに使われるカセットコンロを使った実験映像です。ガスボンベを正しく取り付けないままで着火すると、漏れ出したガスに引火して、炎が高く上がりました。
さらに、電子レンジでも注意が必要です。肉まんの加熱を10分以上続けると、爆発し炎が上がりました。電子レンジによる加熱のしすぎは、火災の原因にもなりかねないといいます。
■消防
「油が入っていると、温度がそのまま蓄積して上がっていくので、火災につながる恐れがあるので十分ご注意を。」
消防は、カセットコンロや電子レンジなどで使用を誤ると大きな火災の原因になるため、正しい使い方を確認してほしいと呼びかけています。