1万円超の「大幅アップ」は32年ぶり 福岡市職員の給与引き上げを勧告「初任給・若年層に重点を置いて」
「1万円超アップ」は32年ぶり
福岡市の職員給与を引き上げるよう勧告が出されました。32年ぶりに、1万円を超える大幅アップ勧告です。
福岡市の人事委員会は4日、市の職員の月給を平均で2.74%、額にして1万400円引き上げるよう勧告しました。民間の賃金の引き上げを反映したもので、初任給をはじめ、若年層に重点を置いて給料表を改定するよう求めています。
引き上げ勧告はこれで3年連続ですが、1万円を超える月給の大幅アップは1992年以来、32年ぶりです。また、ボーナスについても、年間で0.1か月分引き上げ、4.6か月分とするよう勧告しました。勧告通りの引き上げとなれば、福岡市の行政職の平均年収は21万3000円増え、637万9000円となります。
高島市長は「職員団体とも協議しながら、国、県、他都市の状況などを参考にして慎重に検討していく」とコメントしています。