重さ数百キロか 公園でステンレス製の日よけ棚の屋根が落下 中学生4人が重軽傷 うち1人は骨折し脊髄を損傷する大ケガ 福岡
福岡市南区の公園で、中学生1人が「パーゴラ」と呼ばれる日よけ棚の屋根にぶら下がっていたところ、屋根が外れて落下し、1人が骨折し脊髄を損傷する重傷、3人が打撲を負いました。
福岡市によりますと、事故が起きたのは5日午後6時ごろです。
福岡市南区の若久団地北公園で、中学生4人のうち3人がパーゴラ下のベンチに座り、1人がパーゴラの屋根にぶら下がっていたところ、屋根が柱から外れて落下したということです。
屋根はステンレス製で、重さは数百キロとみられるということです。
座っていた3人のうちの1人は屋根が背中に当たり、ろっ骨を折り脊髄を損傷する重傷です。ぶら下がっていた1人と、座っていたほかの2人が打撲の軽傷です。
市は6日午後、事故を発表しました。このパーゴラを使用禁止にして事故の原因を調べるとともに、市内のすべての公園にある同じ構造のパーゴラの緊急点検を行うとしています。調査中だとしています。
この公園はもともとUR都市機構が整備し、2017年に福岡市に寄付されたもので、市では3年に1度、日よけの定期点検を行っていました。
ことし春の点検の際には「揺れ」はあったものの、屋根と柱をつなぐ溶接部分に異常はなかったということです。