シリーズ「こどものミライ」ソフトボール日本代表として国際大会へ 世界に挑む3人の実力を元甲子園球児のアナが体験 福岡
先週、北九州市役所の武内市長をソフトボール日本代表の3人の小学生が訪れ世界大会への意気込みを語りました。
■ピッチャー・宮崎悠太くん
「日本代表として、精いっぱい頑張ってきます」
スピードとコントロールが持ち味のピッチャー宮崎悠太くん(12)、キャッチャーの岩本実千瑠(みちる)くん(12)、そしてファーストの羽田應介くん(12)は、ともに長打力が自慢です。
所属する北九州市小倉南区の津田ソフトボールクラブは、去年の夏、全国大会で優勝しました。3人は活躍が評価され、来週オーストラリアで開催される国際大会に日本代表として出場することになりました。
■石田旭昇アナウンサー
「元甲子園球児、現FBSアナウンサーの石田です。きょうは日本代表の投球を体験させてもらおうと思います。」
東筑高校のエースとして2017年の夏と2018年の春に甲子園出場を果たした石田アナウンサーが、3人のすごさを体験します。
まずはピッチャー宮崎くんとキャッチボールです。
■石田アナウンサー
「うーわ!はっや!めちゃくちゃ速い!」
「いって~!」
「う~ナイスボール!」
「ちょっとレベルが違いすぎますね。自分(が小学生だったころ)と比べ物にならないですね、すごいです。」
続いて、打席に立ち、ピッチャー宮崎くんと対決します。元甲子園球児の石田アナ、2打席対決して2三振!1球も当てることができませんでした。
■石田アナウンサー
「目で追えませんね、速すぎて。無理でした。」
■宮崎くん
「最初は怖かったけど、1ストライク取れてから三振取れると思いました。」
3人は小学校低学年からソフトボールを始めたといいます。もちろん、初めから上手だったわけではありません。
■宮崎くん
「最初はゴロが取れなくておもしろくなかったけど、取れるようになって、おもしろくなりました。」
【あまり興味なかったけれど】
■ファースト・羽田應介くん(12)
「ソフトボールはあまり興味なかったけど、友達に誘われて入りました。楽しくて『上手くなりたい』と思ってやってました。」
■津田ソフトボールクラブ・中村浩二監督
「最初キャッチボールした初球は、いきなり顔面に当たって泣きながらという状態でしたので、そこからここまではい上がってきた。」
子どもたちの「うまくなりたい」という思いを受けて、日本代表にまで育て上げた中村監督には、大切にしていることがあります。
■中村監督
「やっぱりあきらめないことですね。とにかくチャレンジしてみて、できるまで繰り返してやる。努力の分だけ成果につながって、できなかったこともできるようになる。我々はあくまでもサポート役なので、やるかやらないかは子供たち次第。」
■羽田くんの母親
「途中やめようっていうぐらい下手だったし、練習もなかなかできてなかったのですが、ちょっとずつ取れるようになって、みんなと練習して、すごく成長したと思います。」
■宮崎くんの母親
「子どもが野球が好き、ソフトが好きって思わせてくれてくれた人たちのおかげだと思ってます。全力でサポートさせてもらおうかなと思っています。」
3人は来週、オーストラリアへと出発します。小学校生活最後の春に、日本代表として海外での試合を経験します。
■キャッチャー・岩本実千瑠くん
「海外に行くためのお金も必要だから、家族からも支えられてるから、自分も良いプレーをしてみんなを喜ばせたいです。」
■宮崎くん
「監督やコーチから教えてもらったことを日本代表でも生かしたいです。大谷選手を超えるようなプロ野球選手になりたいです。」
初めての異国での経験は3人にどのような成長をもたらすのでしょうか。そのミライは、可能性に満ちています。