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春の憂鬱…いまや子どもも苦労する花粉症に 福島県内の専門医に聞く

2025年3月14日 18:48
春の憂鬱…いまや子どもも苦労する花粉症に 福島県内の専門医に聞く
春を感じる陽気の日が増えてきましたが、この時期の外出は花粉症の人たちにとっては辛いものです。実は今、子どもも花粉症に苦労しているそうです。現状を取材しました。

寒さも一段落して気温が高くなる日も増えてきた福島県内。そうなると気になるのが…花粉です!
人によってはこの映像を見るだけでも辛いはずです。
花粉症が原因で「仕事に集中できない」と感じている方も多く、経済損失額は1日あたり約2千320億円と試算されているほどです。
その花粉症。最近は…
■小学生4年生女の子
「ちょっと花粉症です。鼻が痛くなるのでそこがちょっと嫌です」
■小学3年生男の子
「鼻水がかなりひどいので」
■母親
「この子は小さい時からなので、幼稚園くらいの時から、目薬と飲み薬、アレルギーの飲み薬飲んでいます」
■母親
「そうですね、かわいそうなくらい」
子どもたちも花粉症で困っています。

ある調査では全国の小中学生の2人に1人が花粉症を実感しているという結果があるほどです。

福島市のクリニックを取材すると…
■まるべりー耳鼻科 桑畑直史院長
「症状として何が一番つらいのか、目の症状がつらいお子さんたちもいらっしゃいますし、鼻水がひどい。それぞれで対策してあげるのが大事だと思います」
やはり子どもの受診が増えていました。

一方、今は症状がないという子どもでも安心してはいけません。

■まるべりー耳鼻科 桑畑直史院長
「花粉症になるメカニズム的には、おおむね3年ぐらいスギ花粉にあたって初めて発症するようなことが言われています。親御さんが重症喘息とかアレルギー体質の強いのを持っている場合には発症する確率が高くなると言われていますので、外出でマスクだとか家の中に(花粉を)持ち込まないことに尽きるかと思います」

日本気象協会によれば前のシーズンよりも「非常に多い」とされる今シーズンの花粉。子どもが少しでも辛そうにしていたら早めに医師に相談することも大切と言えそうです。
最終更新日:2025年3月14日 18:48