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衆院選2024 東京一極集中をなくし、地方創生を進めていくには何が必要か・福島県

2024年10月18日 18:52
27日投開票の衆院選に向けて一票に込める「有権者の思い」を伝えてきました。
福島県内でも深刻な問題となっている人口減少。東京一極集中をなくし、地方創生を進めていくために何が必要かを考えます。

川俣町で100年以上続く紺野機業場。髪の毛よりも細い絹糸を織り合わせて作るのは伝統の「川俣シルク」です。
その製品は「世界一薄いシルク」として海外でも高く評価されています。
5代目の紺野峰夫さんです。
■紺野機業場5代目の紺野峰夫さん(41)
「川俣の文化を残していく中で、私で途切れさせるかどうかが一番の大きな問題でした。父も定年を迎えるなかで、つないでいこうという決意のもと、戻ってきた」

ただ、日本有数の絹織物の産地も深刻な人口減少と高齢化の波に直面しています。
50年前は200を超える織物工場がありましたが…いまは4軒と激減。

■紺野 峰夫さん(41)
「後継者不足もどんどん増えていますし、廃業する判断をする方も増えています」

こうした中、4月に「衝撃的」な調査結果が発表されました。
■紺野 峰夫さん(41)
「数字の大なり小なりはあるとしても、それだけ出るという要因があるのは間違いないと感じている」
福島県内の33の自治体が人口減少により、近い将来消滅する可能性があるというのです。

このうち、川俣町は2050年までの30年間で若い女性の人口がいまの8割ほど減ると推計され、その減少率は福島県内で最も高いとされています。
紺野さんが一票に込める思いは…。
■紺野 峰夫さん(41)
「一極集中から地方へと書きました。東京、都会に集まるというところからどんどん地方にもう一度、再興して魅力を発信して、都会になければいけないものもあるが、地方に残さなければならないものもある。お互いがウィンウィンな形で福島に帰ってきてもらう形を作れたら」

東京一極集中をなくし、地方で進む人口減少に歯止めをかけることはできるのか…衆院選は10月27日投開票です。
最終更新日:2024年10月18日 19:18
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