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環境省 熊を含む鳥獣対策に30億円の交付金要求へ

2024年8月22日 6:47
環境省 熊を含む鳥獣対策に30億円の交付金要求へ
福島中央テレビ

熊による人的被害が多発している問題で、環境省は2025年度予算の概算要求で熊を含む「指定管理鳥獣」の対策に30億円を盛り込む方針を固めました。
2021年度以降、確保してきた25億円から5億円増やし、交付金として各自治体でハンターの報酬や個体数調査などにあててもらう。

環境省によりますと、交付金は熊を引き寄せる放置果樹の除去や侵入防止柵の整備、市街地への出没を想定した訓練も対象となります。

熊による人身被害は2023年度219人(うち死者6人)で過去最悪となりました。

環境省は2024年4月、熊を指定管理鳥獣に追加し、シカやイノシシとともに計画的に捕獲する対象にしました。
鳥獣保護法を改正し、市街地での猟銃の使用を特例的に可能にする方針も示しています。