狛江強盗致死 別の実行役が出廷「指示役が『殺さない限り全力でやれ』と…」
指示役「ルフィ」らによる一連の強盗事件のうち、東京・狛江市で90歳の女性が死亡し実行役の男が強盗致死の罪などに問われている裁判で、22日、別の実行役が出廷し、「指示役が『殺さない限り全力でやれ』と怒鳴り散らしていた」と証言しました。
無職の中西一晟被告は去年1月、仲間と共に、狛江市の住宅に侵入し住人の当時90歳の女性をバールで殴るなどして死亡させたうえ、高級腕時計などを奪った罪などに問われています。
22日の裁判では、中西被告とともに実行役として逮捕・起訴された永田陸人被告が証人として出廷しました。
永田被告は、被害者の女性が現金のある場所を言わなかったと明らかにしたうえで、「焦っていたのか、指示役が『殺さない限り全力でやれ』と電話で怒鳴り散らしていた」と証言しました。
また、「私も決意を固めて別の実行役に『バールとってこい。やれ』と指示した」「その実行役はバールの端を持って大きく振り上げて10回から15回くらいたたいていた」と述べ、そのとき中西被告は、「地下室で物色していた」と証言しました。