夏休みも終盤になり、やり残した宿題はないでしょうか？
特に、手間暇がかかる自由研究は残していると大変です。
そこで今からでも間に合う自由研究をご紹介します。

まずは、郡山市にある大安場史跡公園です。
こちらの施設で行われているのが…。
■大安場史跡公園 日下政勝さん
「火おこしを皆さんに体験していただいてます」

ひもを通した弓状の木を上下に動かして火を起こす「舞切り式」という方法で火おこしができます。

近年のキャンプブームもあって火おこし火おこしの様子を見たことはあるけど、実際にやったことはないという人は多いかもしれません。

■大安場史跡公園 日下政勝さん
「火おこしがスタートしたら、途中で止まらないでください、めげないでください、諦めないでください、最後までおこし切ってください」
コツはずばり、手の動きを止めないこと。

■大安場史跡公園 日下政勝さん
「木くずを溜めながら温度に温度を重ねていきます。出ろ出ろ木くず、出ろ出ろ木くず、出ろ出ろ木くず。ラストスパートです、うぉ～うぉ～うぉ～」
施設の職員は、わずか1分半ほどで火起こしに成功！
ただしこれは日々の鍛錬があってのもの。
初体験の記者は…。
■大安場史跡公園 日下政勝さん
「まもなく火種が出てきます。もりもりと出してください。ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ」
5分ほどかかって、なんとか火を付けられました。
私たちの生活に身近な火。火がおこる仕組みや、逆に火がおきない原因…火が無い生活はどうなるのかなど、火にまつわる学びがありそうです。

■大安場史跡公園 日下政勝さん
「ここに来たら、あぁ来て良かったなって思ってもらえるよう皆さんに体験していただきたいと思います」
この火おこし体験は誰でも無料で参加ができるということです。

続いては、伊達市にあるりょうぜんこどもの村です。
遊びに来た子どもたちが真剣な表情で作業に没頭していました。
■男の子
Qなにをしていますか？
「鉱石を掘っている。キラキラ光っていて、掘るのが面白そうだったから」
こちらは固まった砂から本物の化石と鉱物を発掘する体験。
こどもの村では、その体験キットを販売していて、夏休み中は毎日30個ほど売れる人気商品なんだとか。60種類以上の化石や鉱物があり、その特徴や性質などを学びながら楽しむことができます。

■体験した女の子
「楽しかった。発掘するところ」
■女の子の父親
「発掘した石を見本で見ながら、どういう石かわかるので、勉強になるなと」

■体験した男の子
「思い出になる」
■男の子の父親
「まだ絵日記や自由研究のところが空欄だったので、こういう機会に埋めてもらえばなと思う」

まさに、自由研究にもぴったりな体験キット。
家に持ち帰って発掘することもできるそうです。
■りょうぜんこどもの村の荒 恵 さん
「写真撮影や絵描きでまとめてみる。あるいは拾った石と比べていただくだけでも自由研究にぴったりだと思う」