発災から9日目となる岩手県大船渡市の山林火災は、5日に雨が降ったことで6日朝の時点で延焼の拡大は見られません。
こうしたなか、福島県内で支援の動きが広がっています。

4000人あまりが今も、避難している岩手県大船渡市。
山火事の発災から9日目となりました。
現場では5日一日中雨が降ったことで、延焼の拡大は朝の時点では見られておらず、鎮火に向け消火活動が続けられています。
消火活動には福島県内の消防も加わっています。

■いわき市消防本部・鈴木央課長補佐
「火の延焼速度が速くて周囲が火に囲まれてしまうような状況なんです」
いわき市に岩手県大船渡市の山林火災に出動した「緊急消防援助隊」が戻り、いわき市長に現地での活動を報告しました。
現地では引き続き隊員が活動していて、いわき市消防本部では今後も沈静化するまで継続的に部隊を派遣するとしています。

そうしたなか大船渡を支えようと、支援の動きも広がっています。
■箕田記者
「郡山市のうすい百貨店では、入ってすぐの場所に岩手県の山林火災を支援する募金箱が設置されています」
うすい百貨店では3月1日から1階のインフォメーションに募金箱を設置しました。
■うすい百貨店 営業推進部 菅野 俊広部長
「大船渡市の山林火災で被災された方に向けた募金活動となっています。心を寄り添って募金をしていただきたいと思っております。」

また安達太良サービスエリアの上り線で販売されているのが…大船渡市で作られている「かもめの玉子」です。
■安達太良サービスエリア上り線・伹野 力 支配人
「結構販売されて（売れて）おります。地元の応援をできるようにしようと思っています」
福島県の内外を問わず、立ち寄った人たちが買い求める人気商品なんだそうです。

さらにサービスエリアには岩手県に派遣される「緊急消防隊」に向けたメッセージも掲げられています。
■伹野 力 支配人
「岩手県を応援する気持ちも含めていただいて、ぜひご購入いただければなと思います」