「早く戻れるように祈るしかない」できることは“黙とう”…2024年3月11日いわき市の午後2時46分【福島県】
13年前に地震が起きた3月11日午後2時46分に合わせ、県内各地で黙とうが行われました。いわき市の砂浜にも多くの人が訪れ、犠牲者に祈りを捧げました。
いわき市平薄磯地区では13年前、8メートルを超える大津波に襲われ、地区の約270世のうち9割の家屋が倒壊、120人以上が犠牲になりました。11日午後2時46分になると地区の海岸に住民たちが集まり、犠牲者に手を合わせました。家族を災害関連死で亡くし、友人の家族が今も行方不明だという女性は「13年経って毎年3月11日になると 胸が苦しくなり、思い出します」と話します。
■いわき市在住古川砂智江さん
「何もできないじゃないですか、なので黙とうでしか私たちはできないなって、心より一日も早く、まだ見つかってない方のために家族のもとへ早く戻れるように祈るしかないなっていつも黙とうしている」。