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「3Dホログラムが一番かっこいい」小学生コレクターも興奮!新紙幣流通始まる 福島

2024年7月3日 18:49
「3Dホログラムが一番かっこいい」小学生コレクターも興奮!新紙幣流通始まる 福島

20年ぶりとなる新紙幣の発行が7月3日から始まり、県内でも流通が始まりました。手にした人たちからは「感慨深い」など喜びの声が聞かれました。なかでもお札に使われている新技術には、コレクターも驚きです。

およそ20年に一度のタイミングでデザインが変わる紙幣。7月3日から3種類の紙幣が新しくなり、その流通が始まりした。3日だけで、県内では170億円が引き渡されるということで、福島市の日銀福島支店には朝から金融機関の担当者が訪れていました。県内の銀行でもっとも早く新紙幣の取り扱いを始めたのは福島市にある東邦銀行の本店。専用の窓口の前には、新紙幣を求める長い人の列ができました。その数は、およそ40人。

■新紙幣の両替に来た人は
「新しい紙幣が出ることをテレビでも見ていたので、楽しみ」「孫たちにお盆玉、新しいお札であげたいなと思って並んだ」

整理券が配られ、いよいよ両替開始の午前11時!

■担当者
「それでは時間になりましたので新紙幣の両替の方を開始させて頂きます」

銀行員たちが、一枚一枚、枚数を数え、訪れた人たちに新紙幣を渡していきました。

■県内で1番最初に新紙幣を手にした人
「20年ぶりだね。感慨深い」

■新紙幣の両替に来た人は
「綺麗で嬉しい。新しいので家族に見せる。千円札がいままで野口英世で、福島県人としては寂しさもあるけど、今度は恩師の北里さんにバトンタッチできたから、それはそれでいいかなて」

東邦銀行によりますと、窓口でのみ4日から新紙幣を指定した現金の引き出しが出来る予定ですが、ATMでの両替や引き出しはまだ先になる見込みです。今回の新しいお札には偽造防止として、世界的に珍しい技術が使われています。それが、この3Dホログラム。見える方向によってお札の肖像が回転するんです。この新技術、実際、手にした人たちは驚いていましたよ。お邪魔したのは、福島市の栗田さんのおうち。

母「見せたいものがある。じゃん(新紙幣入りのクリアファイル渡す)」
■息子の栗田 奏くん(小学2年・7歳)
「すごい(母笑い声)」

目を輝かせて新紙幣に見入る福島市の小学2年生=栗田奏くん。なぜ、こんなに喜んでいるのかというと!

■栗田 奏くん(小学2年・7歳)
記者「一番上に載ってるのは?」奏くん「聖徳太子の1万円札」

実はお金のコレクターなんです!コレクションの中には多くのお札があり、およそ80年前に発行された1円札も!去年、初めて見た2千円札に興味を持ち、そこから紙幣の肖像や風景などが好きになり、家族の協力も得ながら、集めてきました。

■栗田 奏くん(小学2年・7歳)
「(お札の)柄とか絵とか そこから好きになってきて、こんなに集めたいと思った」

そのコレクションに、きょう新紙幣が加わりました!一番のお気に入りはやはり!

■栗田 奏くん(小学2年・7歳)
「この3Dホログラムが一番かっこいい」

お札に使われるのは世界初の3Dホログラムに心奪われていました。

■母 栗田 加奈さん
「サプライズで渡しました。息子が新紙幣に関していろいろ調べたりしてたので(私も)見たいなというのはありました」