二酸化炭素食べる…おもしろ自販機 福島
飲み物だけではなく食べ物や日用雑貨までが手に入るイマドキの自動販売機ですが、物価高や環境問題に立ち向かうユニークな自販機もあるんです。そこにChuモク!
自転車のパーツを販売する自販機に!ちょっと勇気がいる…食用の昆虫の自販機。さらには、こけしの自販機まで。これまで県内のユニークな自販機を取材したゴジてれChu!が今回もとっておきの自販機をご紹介します。まずは物価高の今だからこそ嬉しいこちらの自販機。
■井上朔実記者
「7、8、9、10!10個入ってで150円です」
郡山市富久山町の郡山製菓には「激安まんじゅう」が買える自販機があるのです。1個あたりの値段はなんと15円!お菓子を作る工場と直売所が併設していて、直売所の営業時間外でも気軽にお菓子を購入してほしいと自販機を設置しています。桜風味のあんがたっぷり入ってこの価格。
■郡山製菓スタッフ
「社員さんの心意気で、15円でやらせていただいてます」
まんじゅう以外にも、チーズケーキや団子など豊富な種類のお菓子が売られています。
■郡山製菓スタッフ
「24時間対応してますのでいつでもお気軽にいらっしゃってください」
続いてはJR郡山駅前のオフィスから。そこにあったのが…
■住友林業株式会社 福島支店 齋藤宗久さん
「こちらがCO2を食べる自販機です」
こちらが、CO2…つまり「二酸化炭素を食べる自販機」。この自販機を開発したのは大手飲料メーカーの「アサヒ飲料」です。一体、どんな仕掛けがあるのでしょうか?
■アサヒ飲料株式会社 東北支社 小島誉史さん
「自動販売機の中に特殊な吸収剤を搭載しておりまして、空気中の二酸化炭素を常に吸収して循環させている自販機になります」
詳しくは企業秘密ということですが特殊な吸収剤を自販機の中に設置することで、二酸化炭素を「食べ続ける」ということなんです。吸収剤は、使用した後、建材やアスファルトなどに再利用することができます。
■アサヒ飲料株式会社 東北支社 小島誉史さん
「CO2を食べる自動販売機を設置することで木が森のようになっていくイメージで全国展開したいと思っています」