葉が退緑黄化する植物病の発生確認 福島県の露地栽培のキュウリから
福島県は、2024年9月に福島県中通り地方で露地栽培されていたキュウリが、CABYVという植物のウイルスに感染していたと11月13日付で発表しました。
CABYVは、葉の一部に退緑(緑が薄くなる)や黄色く変色する植物の病気で、症状が進むと株全体の葉が黄色に変色します。県によりますと、国内では2024年2月に京都府のキュウリで初確認され、9月には滋賀県のキュウリとメロンでも発生が確認されています。感染した株は実の付きが悪くなり、収穫量が低下する場合があるといいます。
主な感染経路は、ウイルスを媒介するアブラムシ類に由来するものが多く、県は、アブラムシ類の発生を抑える除草や持ち込まないための注意喚起をしているほか、発病したキュウリの株は抜き取って処分する方針です。
福島県は7月~9月にかけて収穫がピークを迎える「夏秋キュウリ」の一大生産地として知られています。