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異例の残暑でスーパーマーケットも苦労!陳列棚はまだ“夏の装い”・福島

2024年9月11日 18:44
異例の残暑でスーパーマーケットも苦労!陳列棚はまだ“夏の装い”・福島

9月も中旬に入ったというのに、11日は残暑が厳しい1日となりました。
田村市船引などは9月の観測史上、最も暑くなったようです。

この暑さで頭を悩ませているのがスーパーです。
まだまだ夏ものの売れ行きは良く品ぞろえにも影響が出ているそうです。

11日正午ごろの郡山市の開成山公園。
季節は真夏に逆戻り。強い日差しが降り注ぎ気温もぐんぐん上昇しました。
男の子も帽子をかぶって暑さ対策は万全ですが、それでも!11日は大人も体に堪える暑さでした。

最高気温は午後4時現在で伊達市梁川で35.8度、二本松で35.4度と猛暑日になったほか、田村市船引で33.5度など9月の観測史上最も暑くなりました。

散歩中だというこちらの夫婦。自動販売機で買っていたのは…冷た~いアイスです。

■アイスを買った人は
「ちょっと涼しい時もあったけどまだまだ暑くて大変。散歩も長くはできない、もう帰ります」

収まりそうもない残暑で、スーパーマーケットも頭を抱えています。

■井上朔実リポート
「こちらのスーパー、入ってすぐのところに並んでいるのはペットボトル飲料です」

入口すぐの売り場は目玉商品が並ぶ場所。
例年のこの時期は“鍋関連”の商品といった秋らしさを感じるものを並べているそうですが、2024年はまだまだ需要のある飲料をおいているそうです。

■ブイチェーン荒井店 須藤健一店長
「普段でしたらお盆が終わりましたら一斉に秋冬に変えるんですけれど、今年はどうしても残暑が厳しいところで」

そして野菜の売れ行きにも影響があるそうです。
気温が下がると需要が増す鍋物野菜はというと…

■ブイチェーン荒井店 須藤健一店長
「ちょっとずつは出てますけど、まだ思ったほどは出ていません。今は朝晩も暑い状態なので、やっぱり暑い時に鍋とはいかないので」

白菜や大根などは値段が例年より高く、暑さの影響もあって売り上げが想定より伸び悩んでいるそうなんです。

一方で、梨やぶどうのように秋のくだものは好調だそう。
例年と比べ半月ほど早く店頭に並んでいて、秋の味覚を楽しんでほしいと、日によっては4割ほど安く売ることもあるそうです。

■ブイチェーン荒井店 須藤健一店長
「果物は結構甘いんですよね、みずみずしいし甘いし美味しく召し上がれると思う」