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福島県内で後を絶たない酒気帯び運転 伊達市の21歳職員が逮捕され市長が謝罪

2025年1月28日 18:20
福島県内で後を絶たない酒気帯び運転 伊達市の21歳職員が逮捕され市長が謝罪
約1週間前、酒気帯び運転容疑の男の車に受験のため郡山に来ていた女性がはねられ死亡してからも、福島県内では酒気帯び運転の疑いで逮捕される容疑者が相次いでいます。
1月27日には伊達市の21歳の職員が逮捕されました。

手向けられる花束の多さからも事故がどれだけ々に深い悲しみを与えたかがわかります。それなのに福島県内では、いまだに酒をめぐってドライバーが逮捕されています。

■伊達市の須田市長
「この度は誠に申し訳ございませんでした」

きょう会見を開いた伊達市の須田市長。21歳の女性職員が酒気帯び運転の疑いで逮捕され、謝罪しました。

■王国屹記者
「現場は見通しの良い直線道路で、容疑者は進行方向とは逆側の電柱にぶつかったということです。」

逮捕されたのは伊達市のこども未来課に勤務していた熊田小町容疑者です。熊田容疑者は1月25日の午前5時半ごろ、福島市泉の市道で酒気を帯びた状態で車を運転した疑いが持たれています。

警察によりますと熊田容疑者は道路脇の電柱にぶつかり顔などを骨折。
その後、警察官が呼気を検査したところ基準値のおよそ3倍のアルコールが検出されたということです。

警察の調べに対し熊田容疑者は「飲酒して事故を起こしたことは間違いない」などと容疑を認めているということです。

また伊達市に対しては「退勤後に友人と飲んでいた。大変なことをして申し訳ない」などと話しているということです。
須田市長は飲酒運転の根絶と自覚を持った行動をするよう徹底し再発防止に努めるとしています。

飲酒をめぐる事故や逮捕者が相次いでいることについて福島県警は?
■県警本部 交通企画課 深谷康宏 調査官
「全国的に飲酒による悲惨な交通事故が後を絶たず、飲酒運転が厳罰されているのにかかわらず、それでもいまだに飲酒運転をする人がいるということに強い危機感を持っております。飲酒運転は悪質・危険な犯罪です。県民一人一人が飲酒運転をしない、させないという強い意志を持ち、飲酒運転を根絶しましょう」
最終更新日:2025年1月28日 18:39