【特集】惜しまれながら20年の営業に幕… 「楽しい思い出が作れた!」 マリーナホップの営業最終日 広島
広島市西区にある商業施設のマリーナホップは、多くの人に見守られて、12月1日に最後の営業を終え、20年の歴史に幕を下ろしました。
■訪れた親子は…
「小さい子どもが遊ぶ場がなくなるのは寂しいですけど、今日は思いっきり遊びました。」
「いろんなところで遊んだりして、楽しい思い出が作れたかなと思います。」
マリーナホップは、中四国最大のアウトレットモールとして2005年にオープン。1年目は、310万人が訪れました。
しかし、その後は来場者が減少。運営会社も20年間で2度かわり、厳しい時代も過ごしました。1年目には115あった店も、現在は47店舗に。そして、県との土地の賃貸借契約が、2025年春に満了することを受け、営業を終えることが決まりました。
オープン当初から店を構えてきた、帽子屋「MAOZI」です。マリーナホップがにぎやかだったときも、そうじゃないときも、店長の西田誠二さんはずっとこの場所から見つめてきました。
■帽子屋「MAOZI」店長 西田誠二さん
「(客に)19年前に買われた帽子を見せて頂いて「あぁ、懐かしいな」みたいな感じで、話すたびに当時の思い出がよみがえってくるようなことが多いですね。時間がある方は、一瞬でもいいので立ち寄って頂いて、この風景を記憶に残して頂けたらなと思っております。」
瀬戸内海を一望できる観覧車など、12種類のアトラクションがある「マリーナサーカス」。ここを支えてきた所長の荒岩佑貴さんは、22歳からアルバイトで働き始め、18年が経ちました。
■所長 荒岩佑貴さん
「何とか継続できるんではないかという希望はあったんですけれども、本当になくなるってなった時は、寂しさしかないですね。子供の時に利用して、今は子供を連れて遊びに来ましたという声も頂いておりますので、親子で楽しんでいただけたというのは、そんなに長い間利用して頂けたのかと、非常に嬉しく思っております。」