【広島・原爆の日】平和式典の入場規制拡大 退去命令にデモ隊応じず 原爆ドーム前に一般の人が立ち入れない事態に
広島市は平和記念式典の開催にともなう入場規制を、今年から原爆ドームの周辺まで拡大しました。
去年、デモ団体の一部が原爆ドーム前で広島市の職員に体当たりする暴行を加えたとして逮捕・起訴されたことを受け広島市が決定したものです。
午前5時から6時30分の間すべての人が一旦、公園外に退去し、手荷物検査を受けた人のみの入場を許可するとしましたが・・・
■デモ団体
「核戦争をゆるさないぞ」
■広島市職員
「ただちにこの行為を中止し平和公園からの退去を命令します」
5日から拡声器や横断幕をもって座り込んでいたおよそ650人は広島市の退去命令に応じませんでした。
■広島市が警察に出動要請
「公園内の退去を命令しましたがこれに応じず、現在不穏な状況にありますので排除をお願いします」
■警察ON
「ケガのないように安全に注意して公園管理者の広島市さんの支援を行います」
広島市は県警にデモ団体の退去を要請しました。
■警察
「公園の管理業務に対する威力業務業務妨害となっている」
■デモ参加者
「法的根拠もなく弾圧するなんて絶対許さない シュプレヒコール シュプレヒコール」
8時15分の黙祷終了後まで団体が退去しなかったため、原爆ドーム前に一般の人は入れませんでした。県警はデモ団体の代表に警告し今後、威力業務妨害の確認と検証を行うとしています。
また、広島市は公園条例の規定違反として過料5万円の支払いを命じています。
(2024年8月6日)