「運転不足解消の切り札に」自動運転バスの実証実験 広島県東広島市
東広島市内で自動運転バスの実証実験が行われました。
2台が隊列を組んで公道を走る取り組みは全国で初めてです。
■宮脇キャスターリポート
「今、運転手は操作していませんが目の前の信号が赤赤の信号を察知して今、交差点の前で静かに止まりました」
東広島市で行われたのは市とJR西日本による自動運転バスの実証実験です。
2回目の今回は約6キロの区間を運転し主に信号との連携を確認しました。
信号機から次の色に変わるまでの情報が送られ、それに応じて通過するかどうかを判断します。
また、前回は衛星の位置情報が不安定な高架下では手動での運転でしたが、今回は3Dマップと車体センサーを活用することで自動運転の継続が可能となりました。
後ろを走るバスも連動して自動運転をしており、1度に約130人を運ぶことができます。
■JR西日本 イノベーション本部 吉田 昇平 さん
「運転手不足と言われているバス業界の解決策の切り札のひとつになるのでは。最新の技術を交通システムに入れることで公共交通に興味関心をもってもらう」
2025年1月には8日間にわたり事前予約制の無料試乗会も予定されています。
(2024年12月17日放送)