7月から始まった福山城の「城泊」 利用促進のため国内外へPR 広島・福山市
福山城に宿泊し殿様気分が味わえる「城泊」が7月から始まりました。しかし、予約は入っておらず、利用促進のため、国内外へPR作戦です。
■掛け声
「殿のおなーりー!」
袴姿の家臣に迎えられ、殿様気分で城に入るのは、広島県の観光連盟の職員や旅行会社の社員などです。福山城で22日、「城泊」のオープンレセプションが開かれました。
「城泊」は文字通り、城に宿泊することです。お殿様になりきって城に入る「入場体験」。天守最上階でゆっくりと過ごせる「ナイトラウンジ」などを楽しめます。宿泊は7月から始まりましたが、問い合わせはあるものの、予約がないのが現状です。
■城泊を運営 ふくやま芸術文化財団 島川豊さん
「歴史体験に基づいた形で、宿泊者の方に体験してもらえるようなコンテンツを用意している。早くお客さんに、ぜひお越しいただきたい」
「城泊」の魅力をPRするため、担当者が施設を案内します。
■参加者
「床がない?」
■担当者
「かけづくりといって、石垣から上がせり出しているようなイメージですね」
魅力の1つが、御湯殿です。江戸時代と同じ蒸し風呂を再現したサウナを新たに設置しました。また、こだわりは料理にも。夕食は、幕末に老中首座を務めた福山藩主・阿部正弘が、来日したペリーをもてなしたとされる料理を再現。タイや野菜など地元の食材をふんだんに使いました。
■旅行会社の社員
「美味しいです。こういうところに来たら、地のものを食べたいと思うので本当にいいと思う」
■広島県観光連盟の職員
「全国的にもすごく珍しい取り組みだと思うので、我々が持っているホームページやSNSを通じてできるだけたくさんの観光客に魅力を伝えていきたい」
「城泊」は、1泊2食付き2人分のプランで132万円からで、定員は4人。予約は公式ホームページなどから受け付けています。
【2024年7月23日 放送】