【独自】河井克行元法務大臣 服役後初 直撃インタビュー全文 地元へ戻り「刑務所での務めを果たしたこと、ご迷惑へのお詫びを申し上げた」
Q.後援会や元議員へのあいさつ回りは、いつから行ってらっしゃるんですか?
■河井克行 元法務大臣
いつでしたかね。数日前ですね。刑務所に2年と1か月、それから東京拘置所に1年と1か月いましたのでね。だいぶ体重が減りましてね、十数キロ減って。5~6分歩いただけで息切れするような状態でしたからね。あと年末年始も、地域の方々もいろんなご予定とか、ご都合がおありだと思ったんで、だいたい2月ぐらいになったら、戻ってこようかなというふうに思ってました。
Q.刑務所から出られて、初めて広島に来られた?
■河井克行 元法務大臣
そうですね、地元に帰るのは、本当4年3ヶ月ぶりですよ。
Q.実際、挨拶はどういった趣旨で回られたんですか?
■河井克行 元法務大臣
まず1つは、今も言いましたけどね、去年の11月末に、おかげ様で無事元気に、刑務所での服役をしっかりと終えて、お務めを果たして帰ってきましたということのご報告、それから、多くの方々に大変ご迷惑をおかけいたしましたので、そのことについてのお詫びを申し上げると。その2つですね。
Q.訪問された後援会の方らは、どういった反応でしたか?
■河井克行 元法務大臣
ものすごく温かくて。もう本当に、私の顔をパッと見るなりもう、うわっと泣き出す方とか、あと両手でぎゅっともう抱きしめて、最後まで両手とも握手して離さない方とかね。それぞれの方々が、本当に私のせいで、筆舌に尽くしがい、あまりにも過酷な経験をされたと思うんですけれども、それにも関わらず、今でも心をしっかり寄せていただいてますし、しっかりまた頑張るようにというふうにおっしゃっていただく、その温かいお言葉をいただければいただくほど逆に、この方々に本当にご迷惑をおかけしたのに、そんなふうに言っていただくっていうことが申し訳ないな、というそんな気持ちで、胸が熱くなりながらずっと回ってます。
Q.今回、後援会の方を中心に回られてると思うんですけども、県民、ひいては広島3区の有権者の方に、どういった思いで、どういったことを伝えたいですか?
■河井克行 元法務大臣
そうですね。4年3ヶ月ぶりの選挙区に帰ってきたということで、本当に感慨がありますね。せっかく皆様にたくさんご期待をしていただいて、いよいよこれから法務大臣にも就任させていただいて、国家国民のため、地元のために、一生懸命これまでご支援いただいたご恩返しをさせていただこうと思って、本当に張り切っていた。その矢先にああいうことになってしまいましたんで、本当に申し訳ないという、そういう気持ちでいっぱいです。
Q.今後の政治活動については、どういう風にお考えですか。
■河井克行 元法務大臣
まずは、しっかり体調を整えて、それからできるだけ地元の皆様方、もう30年以上、長い方はずっとご支援していただいて、家族同然のお付き合いですので、随分と心が本当に傷ついてらっしゃると思います。少しでも、皆さま方と心の触れ合いを、数年間できなかった分をしっかり取り戻していきたいなというふうに考えています。
【2024年2月6日取材】