現役ドラフトで移籍したサブマリン 広島カープ・鈴木健矢投手 打者を翻弄するアンダースローが繰り出す武器とは…!?
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カープの先発ローテーション候補に名乗りを上げるのが、このオフ、現役ドラフトで移籍してきた鈴木健矢投手です。「広島のサブマリン」鈴木投手を取材しました。
■カープ 鈴木健矢投手
「こんにちは。鈴木健矢です。ぼくの持ち味は『緩急』です。驚いたこと。やっぱり練習量というのが、1番驚いたかなと思います。」
アンダースローに転向したのは、プロ3年目。ストレートの最速は、16キロ落ちましたが、持ち味である緩急を使って打者を翻弄します。球速差は最大で50キロ、最速133キロのストレートに、スライダー、シンカー、カーブ、そしてチェンジアップを操ります。
■カープ 鈴木健矢投手
「同じ球速帯の球種を2つずつというか、カーブは別として、まっすぐとシンカーが同じ球速帯で、スライダーとチェンジアップが同じ球速帯で。まっすぐは上に行く、けどシンカーはこう(下)で、スライダー、チェンジアップは、こう(左右)感じで、その同じ球速帯でずらしていくというふうにし始めました。」
そんなサブマリン・鈴木健矢を支えているのが・・・
■カープ 鈴木健矢投手
「肩関節とかの方がわかりやすい。肘がくっつく。肩周り周辺というか後ろがくっつく。最初から柔らかかったというか、父親に無理矢理、幼少期にストレッチさせられていたみたいな。それが今につながっているかなと思います。」
より体に負荷がかかると言われるアンダースローですが、持ち前の柔軟性でカバーし、しなやかな投球フォームが生まれました。
新井カープの新たなピース。熾烈なサバイバルレースを勝ち抜くため、緩急をつけた「矢」で、その座を射貫きます。
■カープ 鈴木健矢投手
「気持ちとしては、先発をやりたいなとは思うんですけど、自分の力を発揮するんだったら、中継ぎなのかなと思いますし。でも、どちらでも「行け」と言われたらできるように対応っていうか、準備をしていきたいなと思います。」