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広島市の道路陥没事故で2回目の説明会 避難勧告世帯に10万円の見舞金 「危険」判定は9棟

2024年10月7日 19:09
広島市の道路陥没事故で2回目の説明会 避難勧告世帯に10万円の見舞金 「危険」判定は9棟

広島市西区の道路陥没事故で、2回目の住民説明会が6日、開かれました。
住民から事故の対応について怒りの声があがる一方、帰宅を許可された住民もいました。

10月6日行われた住民説明会では、広島市と共同企業体は地盤などの調査や工事の報告をした上で、避難勧告を出した世帯を対象に10万円の見舞い金を支払うことを説明しました。
住民からは、家屋の倒壊調査の徹底を求める声や避難生活の不安などの声があがりました。

■付近の住民
「この土地で生活していく上で、また穴があくんじゃないかという心配がある」

■市営住宅の住民
「(損傷している家に)入れるのは有り難いが、入っている時にあったらどうするのか気になる。元あった生活を一日も早く取り戻したい。」

市は建物の危険度調査の結果、危険と判定された家が9棟あると公表しました。

■広島市下水道局 管路課 安部真一 建設担当課長
「(傾斜している建物は)解体を優先せざるを得ない状況が生じるのではないか。建て替えなのか、改修・補修をしていきたいのか、意向に沿って判断していきたい」

一方、「安全」と判定された建物の住民は、10月5日から帰宅が可能になりました。
陥没した場所の付近ではボーリング調査などが11月中旬まで行われ、原因の調査が続きます。
【2024年10月7日放送】