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“裏金議員”一部非公認へ 野党側が追及、不十分だと批判 衆議院・各党の代表質問

2024年10月7日 22:04
“裏金議員”一部非公認へ 野党側が追及、不十分だと批判 衆議院・各党の代表質問

国会では、衆議院で石破首相の所信表明に対する各党の代表質問が行われました。野党側は石破首相がいわゆる裏金議員の一部を非公認にすると決断したことについて不十分だと批判しました。

立憲民主党・野田代表「相当程度に非公認が生じるのではなく大半が公認されるのではないでしょうか。公認をして、党として、お墨つきを与えるわけですよね。 この公認が本当に国民の理解を得ることができるかどうか、よくお考えをいただきたいというふうに思います」

石破首相「昨日、自民党総裁として公表した方針に基づき、公認に向けた手続きを進めているところであり、現時点において、公認となる方が誰かは具体的に確定はいたしておりません」

日本維新の会・馬場代表「金権体質を根本的に浄化するには、企業団体献金の禁止は不可欠です。日本の財政を圧迫している社会保障の抜本改革は、献金を橋渡しにした自民党と企業団体の癒着によって立ち往生しています」

石破首相「企業団体献金につきましては、さきの通常国会において各党各会派による様々な議論がなされた結果、見直しは行われなかったものと承知をしております」

公明党・石井代表「政策活動費について、廃止を含め、もう一段の改革を実行すべきです。併せて、調査研究広報滞在費の使途の明確化、使途の公開、未使用分の国庫返納について、来年の通常国会までに法改正を行うべきと考えます」

石破首相「政策活動費につきましては、将来的な廃止も念頭に、その在り方の検討や透明性の確保に取り組んでまいります」

共産党・志位前委員長「端的に聞きます。総理はそもそも裏金問題を大政治犯罪だと認識しているのか否か。お答えいただきたい」

石破首相「今回の一連の事態が生じましたことについては、自民党として真摯に反省しなければならない重大な問題と認識しており、改めて国民の皆様方に深くおわびを申し上げます」

国民民主党・玉木代表「石破カラーがなくなってるんじゃないでしょうか。完全に脱色されていると思います。どれほど耳ざわりのいい言葉を使っても、やってることは党利党略、選挙のため」

石破首相「今回、新しい内閣が発足したことに伴い、国民のご意思を確かめる必要があるとの観点から、衆議院の解散を行うとの判断をいたしました」

代表質問は、8日は参議院で行われます。

最終更新日:2024年10月7日 22:14