8月6日の平和記念式典で広島市長が読み上げる「平和宣言」の骨子案が示されました。冒頭で世界情勢を踏まえて平和の重要性を問いかけることにしています。

平和宣言について検討する懇談会が開かれ、広島市の松井市長や被爆者など7人が出席しました。松井市長は核廃絶と逆行する世界情勢について問いかけ、被爆者や著名人の言葉を引用して平和文化を発信する宣言の骨子案を示しました。出席者からは概ね賛同を得られたということです。

■広島市 松井一実市長
「現下の世界情勢について皆さんどう受け止めていますかという言いぶりで入って、とりわけ若い方々に行動を促す展開をしたい」
松井市長は改めて文案を検討し来月上旬の懇談会を経て内容を公表します。

懇談会が行われた市役所の前では…

「イスラエル政府の代表を招待しないようにお願いします」

長崎市がきのう、原爆の日の式典にイスラエル駐日大使の招待を見合わせると発表したことを受け、ガザ地区での戦闘に抗議する団体は広島市に対してイスラエルを招待しないよう訴え、再度検討してほしいとしています。

【2024年6月4日　放送】