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被爆体験の保存・継承にAIを駆使 被爆80年に向け広島市が取り組みを開始 

2024年1月25日 20:09
被爆体験の保存・継承にAIを駆使 被爆80年に向け広島市が取り組みを開始 

「AI=人工知能」などのデジタル技術を駆使し、被爆体験を保存・活用する取り組みを、広島市が2024年度から始めることが分かりました。

関係者によると、広島市は「被爆80年」の記念事業として、AIなどのデジタル技術を使い、被爆者の証言などを保存・継承する取り組みを始めます。

具体的には、被爆証言などを集約したデータベースを作り、AIを使って利用者の質問に答えるシステムを想定しています。広島市内の大学との共同研究にかかる費用を2024年度の当初予算に盛り込む方針で、2029年度の運用開始を目指します。

さらに「VR=仮想現実」で原爆ドーム周辺の被爆時の状況を疑似体験できる映像を、国の内外で開催する「原爆展」などで活用する方針を固めたことも分かりました。

(2024年1月25日放送)

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