「過ちを二度と繰り返さない」決意 被爆者の願いを未来につなぐ NEVER AGEIN~つなぐヒロシマ 被爆80年~【広島テレビ】
広島テレビは、原爆投下から79年を迎えた2024年8月6日から、2025年の被爆80年に向けて、キャンペーンをスタートします。キャンペーンのタイトルは「ネーバーアゲイン」です。核の脅威が高まる今だからこそ、「過ちを二度と繰り返さない」という決意と、被爆者の願いを未来につなぐというメッセージを世界に発信します。
キャンペーンの柱は3つです。1つ目は『番組』です。原爆を落とした側の葛藤にも迫る「キノコ雲の上と下」を、8月25日に放送します。
NEVER AGEIN 『折り鶴プロジェクト』
2つ目は『折り鶴プロジェクト』です。多くの人に折り鶴を折ってもらうとともに、被爆80年への決意を伺います。トップバッターは、8月6日の式典でこども代表として「平和への誓い」を世界に発信した、加藤晶さんです。加藤さんの曾祖父は、長崎で被爆しました。2024年にその事実を父親から初めて聞いた加藤さん。大役を担うことを曽祖父に報告しました。
■加藤晶さん
「長崎のひとたちの思いもしっかりとくみ取って、伝えられると思うのでよかったです。」
こども代表には、広島市内の小学生1万人以上の応募の中から選ばれました。そんな加藤さんの被爆80年への決意です。
■加藤晶さん
「忘れずに伝え続けるということを書きました。被爆者の方々も、年々語り継ぐ人たちが少なくなってしまっているので、それを伝えていくのが私たちの使命、私たちができることだと思うので、私たちも次の世代へと伝えて、二度とないように伝え続けることが大事だと思って書きました。私が読み上げる「平和への誓い」によって、一つでも今ある核兵器がなくなればいいなと思います。」
NEVER AGEIN 『「記憶の解凍」プロジェクト』
そして、3つ目の柱は『「記憶の解凍」プロジェクト』です。被爆前後の白黒写真を、AI技術や当時の資料、戦争体験者との対話をもとにカラー化する「記憶の解凍」という取り組みがあります。広島テレビはこれに賛同し、被爆者の「想い・記憶」を次世代へつないでいきます。
これらの活動の様子は、テレビ派や特別番組などで紹介します。被爆80年の2025年は、折り鶴やカラー化した写真を活用したイベントなども計画しています。みなさんと一緒に平和への思いを発信できるようにキャンペーンに取り組んでいきます。
【2024年8月6日 放送】