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急増!騒音バイクの実態 SNSで検問情報拡散も 広島 

2024年7月9日 18:46
急増!騒音バイクの実態 SNSで検問情報拡散も 広島 

広島県内では今年に入り、騒音をたてて走るバイクの苦情が急増しています。
県警は取り締まりを強化していますが、”いたちごっこ”と言える状況が続いています。実態を取材しました。

深夜の広島市内。騒音を響かせるバイクが走るのは、マンションのすぐそばです。

■付近の住民
「迷惑ですね。寝ている時だったら寝られなかったりというのもあるので」
■付近の住民
「ここ最近多いですね。ほぼ毎日くらい(騒音が)しているんじゃなかな。時間問わずうるさいので、気にはなります」

広島県警によると6月までのバイクの騒音の通報件数は、去年までは600件台で推移。しかし今年は1000件を超え、急増しているんです。

取材中にも。

「いたいたいた」

騒音は、どれほどの大きいのか。測定してみると。

バイクが走っていない時は60デシベルほどでその差は歴然です。

県警は、住民から苦情が相次いでいることを受け、各地で取り締まりを強化しています。この日は、広島市南区の国道2号で検問を実施。整備不良や免許不携帯で、6件を検挙したということです。
また、先月、広島市内の交差点で騒音をたてて走っていたバイクが赤信号を無視し、車と衝突。車の運転手の女性にケガをさせたとして、17歳の少年が逮捕されました。

「こちらでは、1時間ほど前から警察官による検問が行われているのですが、SNSには検問に関連する投稿が続々とあがっています」

”2号線検問やってて終わったかと思った”
”2号線、進徳高校前検問しよる”

SNSで検問の情報が拡散されていました。県警は、投稿を見て走る場所を変えている可能性があるとみています。

■広島南警察署 小瀧光司 交通第二課長
「検問のほかにもパトカーや覆面パトカーなどでの取り締まりを進めて、違反の抑制に努めていきたい」

県警は、バイクを取り締まる上で住民からの通報が情報収集につながるとしており、困った際には連絡してほしいと呼びかけています。

【2024年7月9日 放送】