日本の伝統的酒造りがユネスコの「無形文化遺産」に登録される見通しに 広島・西条
テレビ派6時台は広島のニュースをお伝えします。
最初は、日本の酒造りが「無形文化遺産」に、宮脇さんです
三大酒どころの一つ、東広島市の西条をはじめ、広島県内からは喜びと期待の声が上がっています。
日本の伝統的酒造りがユネスコの「無形文化遺産」に登録される見通しとなりました。三大酒どころの一つ、西条からは喜びの声です。
■賀茂鶴酒造 友安浩司 総杜氏
「業界から見ると一般的なことだと思っていたけど関心を持っていただけることありがたいと思っています」
伝統的酒造りとは米など穀物を原材料とする「麹」を使い、多様な気候風土の中で日本酒や焼酎、みりんなどを製造することを指します。広島でも西条を中心に杜氏や蔵人の手によってその技が受け継がれており、賀茂鶴酒造でも創業以来、木製の甑で米を蒸すなど伝統を大切にしてきました。
湯崎知事も、日本酒の盛り上がりに期待します。
■湯崎英彦知事
「国際的に非常に伝統あるものとして認められるということを通じて「(日本酒が)振興していくとといいなと」
世界に向け日本酒の魅力を発信してきたのは東広島市安芸津町にある今田酒造本店の杜氏・今田美穂さんです。
去年、政府関係者とともにイギリスを訪問するなど登録を働きかけてきました。
■今田酒造本店 今田美穂 杜氏
「自然感だったり、美意識だった り、生活の仕方だったり、いろ んなものと結び付いてくると思 うので、そこを入口として、日 本の文化に興味を持ってもらう とか日本食に興味を持ってもら うとかいうふうになることを期 待しています。」
【2024年11月5日 放送】