泊まれる潜水艦!?宿泊施設完成 赤い照明にソナーの音も… 呉の町の活性化に
呉市には、海上自衛隊の潜水艦隊が置かれ、12隻の潜水艦が所属しています。その呉市の中心部に、潜水艦の艦内にいるような雰囲気を楽しめる宿泊施設が誕生しました。
■ソナーの音♪
赤い照明に照らされた空間に、音波で物体を感知するソナーの音が響きます。海上自衛隊の基地を抱える呉市…。停泊する船舶などを楽しみに訪れる観光客も、多くいます。JR呉駅から徒歩10分ほどの所にある通称「赤ビル」に、12月8日に開業したのが、RED SUBMARINE(レッドサブマリン)。コンセプトは、「泊まれる潜水艦」です。
■RED SUBMARINE 田口美紀男さん
「通路ですが、実際の潜水艦のイメージを出すために、赤灯を使用しています。潜水艦も日没から日出までは赤灯になっています」
室内は、潜水艦の居住空間に似せた独特の作りが自慢です。ビルの4階を改装し、「艦長室」と名付けた個室などあわせて6部屋を備え、最大15人が宿泊できます。
■RED SUBMARINE 田口美紀男さん
「この区画は、レッドサブマリンのドミトリー、士官寝室になります。実際の潜水艦の士官寝室は3段ベッドなんですが、2段ベッドにしております」
乗組員の気分を味わえる施設は、元・海上自衛隊員で潜水艦に乗っていた父親と、ビルを経営する二女が開業しました。
■運営会社 赤ビル3C&Spa 小島真帆さん
「せっかく呉の町につくるのであれば呉らしいものが良いなと思って船好きの方も多くいると思うのでぜひ船の話や呉のどういうところが楽しかったかというようなそういう話で盛り上がるような交流が生まれればと思う」
港町・呉の魅力を詰め込んだ宿泊施設「レッドサブマリン」…。街の盛り上げに一役買いそうです
【2023年12月29日】