【防災】広島で「最大震度6強」の地震が発生した場合 ライフラインに出る影響とは…

広島で「最大震度6強」の地震が発生した場合のライフラインに出る影響について、広島テレビの塚原美緒気象予報士・防災士がお伝えします。
能登半島地震 被災地の現在の状況は…
広島からも、様々な機関が応援に向かっています。中国電力ネットワークの坪根浩二さんは、1月17日から1週間、電力の復旧に携わりました。具体的には、傾いた電柱を元に戻したり、切れた電線をつなぐなどの作業です。
■中国電力ネットワーク配電部配電運営第二グループ 坪根浩二 担当課長
「近くで家屋が倒壊していたり、地盤がひび割れていたり、陥没した場所が近くにありますので、安全を確保しながらやるべき工事を実施していく。こういった所の検討が難しいところがあったかなと。」
道路状況などによって、スムーズな復旧というのも難しい様子が垣間見れます。
広島で予想される最大震度とその影響は…・
広島では、どの程度の被害が想定されているのでしょうか。広島で発生する可能性のある最大震度の想定は、「南海トラフ地震」と「活断層の地震」、いずれも震度6強となっています。
この想定で、広島県がまとめた県内の被害想定を見ると、まず上水道については、107万人に断水の影響、下水道は78万人に支障が出ます。さらに、電気は12万軒が停電に陥り、通信については、8万回線の固定電話が不通になるということでした。ただ、この数字は2013年の発表で、近く国がトラフ地震の被害想定を見直す予定です。