ウクライナ避難民がフィットネス指導者に 広島・福山市
ウクライナから広島県福山市に避難している女性が、新たな一歩です。
フィットネスの指導者となり5月からレッスンを始めました。
■ビクトリア・カトリッチさん
「5回、左足。5回、右の足」
福山市の体育館で5月、フィットネスのレッスンが始まりました。指導するのは、ウクライナから避難してきたビクトリア・カトリッチさんです。
■ビクトリア・カトリッチさん
「腹筋します。手を前にちょっと出して下さい」
ビクトリアさんは2022年、ロシアによる侵攻が始まった翌月に母親と娘とともに来日。福山での避難生活を始めました。ウクライナでは、スポーツジムのトレーナーとして働いていました。
日本でも同じような仕事に就きたいと考え、2023年4月から日本語学校に通い、12月には基本的な日本語能力を図る試験にも合格。フィットネスの指導者に就任しました。
■参加者は
「ちょっとしたアドバイスも、実際に見せてやってくれたので分かりやすかった」
■ビクトリア・カトリッチさん
「きょうはよかった。やっと仕事を見つけた。たくさん人が来れば私も1週間に1回だけでなくて、 2回、3回仕事をやりたい」
母国から遠く離れた地で新たな一歩を踏み出した、ビクトリアさん。レッスンは、毎週火曜日に開かれています。
【2024年5月23日放送】