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【特集】気分は城主 福山城に1泊132万円で宿泊! 「城泊」の予約始まる  広島・福山市

2024年5月3日 12:25
【特集】気分は城主 福山城に1泊132万円で宿泊! 「城泊」の予約始まる  広島・福山市

広島県福山市の築城400年を迎えた福山城で、お城に泊まることができる「城泊」の予約の受け付けが始まりました。
宿泊だけでなく、歴史を存分に感じることができる福山城の魅力に井上アナウンサーが迫りました。

広島県の東部にある福山市…。

■広島テレビ 井上沙恵アナウンサー
「JR福山駅北口から出てすぐに見えてくるのが、福山城です。石垣、天守がこの距離で見ると大きくて迫力があります」

5層6階の豪華な天守閣を持つ福山城。おととし、築城400年を迎え城を大規模にリニューアルしました。
一番の見どころは城の北側、全面、黒色の”鉄板張り”です。城の防御を固めるためだったといいます。

■福山城博物館 皿海弘樹 学芸員
「鉄板はほかの城では一切見ることができない、全国でも福山城でしか見ることのできない機構となっている」

天守の中は、博物館になっています。城を築いた福山藩の初代藩主・水野勝成の資料などを展示。歴史を学ぶことができます。

一方、展示の隣に目を向けると…。

■井上沙恵アナウンサー
「こちらに目を引く大きな馬がいるんですが、これは何ですか?」

■福山城博物館 皿海弘樹 学芸員
「水野勝成が、大阪城の戦いに参戦しているわけなのですが、その戦いを体験するコンテンツとなっています」

その名も「一番槍レース」…。大坂・夏の陣で先陣を切った水野勝成の逸話をもとに作られました。ライバルの武将と争いながら、ゴールを目指します。
気分はさながら武将に…。
障害物を避けながら馬を走らせます。
そして・・・。

■井上沙恵アナウンサー
「負けちゃいました…」

また、レプリカの火縄銃で的を撃つ体験もできます。

天守最上階へ…。

■井上沙恵アナウンサー
「外がきれいに見えていますね。気持ちがいい!」

外に出ると、福山の街を一望することができます。

■井上沙恵アナウンサー
「天守からの景色を見ていると、なんだかお殿様になったような気分になります」

■福山城博物館 皿海弘樹 学芸員
「実はお殿様気分を味わってもらうために、『城泊』と呼ばれるプロジェクトを進めているところなんです」

■入場体験ノイズ
「殿のおなーりー!」

城泊とは文字通り、「城に宿泊すること」です。
お殿様になりきって城に入る「入城体験」。天守最上階でお酒を飲みながらゆっくりと過ごせる「ナイトラウンジ」などを楽しめます。

寝泊まりするのが、城の南東にある「月見櫓」…。1階は、幕末に老中首座を務めた福山藩主・阿部正弘が、来日したペリーを接待したとされる部屋を再現しました。

■福山城博物館 城泊担当 宮村翔瑠さん
「こちら2階がお客様にご就寝していただく寝室でございます」

ふかふかのベッドの上には、福山藩主を務めた、水野家と阿部家の家紋が描かれています。

■井上沙恵アナウンサー
「家紋や部屋を見ながら歴史を感じて、いい眠りにつけそうです」

気になる料金は、1泊2食付き2人分のプランで132万円からで、定員は4人。
現在予約を受け付けており、7月から宿泊できます。

■福山城博物館 城泊担当 宮村翔瑠さん
「当時、お殿様がどういった生活をしていたのかを感じてもらう、まさにタイムスリップしたような形で歴史・文化体験をしてもらえるのが一番の魅力」

魅力は、それだけではありません。
城の北東にある「福寿会館」の喫茶店です。
城を見ながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

おすすめは、材料にクリームチーズを使った「チーズプリン」です。

■井上沙恵アナウンサー
「チーズの濃厚な香りがふんわりと広がります。食感も滑らかでとてもおいしい」

大人から子どもまで歴史を存分に感じることができる「福山城」。
ぜひ一度、この城を体験してみてはいかがでしょうか。

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