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広島県議団 原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」が飛び立ったテニアン島視察

2025年2月12日 19:19
広島県議団 原爆を投下したB29「エノラ・ゲイ」が飛び立ったテニアン島視察

広島に原爆を投下した爆撃機が飛び立ったテニアン島を広島県議らが訪れ、2025年の原爆の日の式典への参加について現地の政府関係者と意見を交わしました。

1月下旬。アメリカ自治領の北マリアナ諸島、テニアン島を訪れた県議団。日本人慰霊碑に手を合わせました。テニアン島は80年前、広島に原爆を投下した爆撃機、B29「エノラ・ゲイ」が飛び立った地です。太平洋戦争では日本軍とアメリカ軍の戦いで多くの犠牲者が出ました。県議団は原子爆弾を「エノラゲイ」に積み込んだ跡地も視察しました。

■県議会・中本隆志議長
「直接(原爆を)貯蔵してあったピット等を見せていただいて、最終的な決断の中で広島に落とされたんだなと。ただ、その周辺を見てみるとまだジャングルの中に戦争のときの大砲であるとかまだ戦車の残骸であるとかそういったものも転がっておりましたのでやはりテニアン島はテニアン島の中で大変この戦争の中でぐちゃぐちゃな状態になってたんだなと」

今回の訪問は2024年、北マリアナ諸島の政府関係者から「広島と平和発信で連携したい。現地に来てもらいたい」と要望があり実現しました。県議団は北マリアナ諸島のサイパン島も視察。アメリカ軍との戦いの中で追い詰められた日本人が飛び降りた崖、「スーサイドクリフ」の下で献花しました。

■県議会・中本隆志議長
「この80周年の節目に交流を始めて広島が一緒になって世界に恒久平和、そして核廃絶を訴えていく」

北マリアナ諸島のアーノルド・パラシオス知事らからは「8月6日の原爆の日は広島に行き平和を祈りたい」と伝えられたということです。

【2025年2月12日放送】

最終更新日:2025年2月12日 19:19
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