大崎上島の沖合で船が転覆し2人が死亡した事故 海運会社の社長を書類送検 広島
大崎上島町の沖合で船が転覆し2人が死亡した事故で、海運会社の社長の53歳の男性が書類送検されました。
この事故は2023年9月、大崎上島町の沖合で小池造船海運所属の「栄丸」が、クレーン付きの台船を係留するためロープでつないだところ、転覆したものです。
この事故で、栄丸の保科諭さんと服藤文孝さんが溺れて死亡。2人は救命胴衣を着用していませんでした。呉海上保安本部は25日、当時台船の上で指揮をとっていた小池造船海運の社長の53歳の男性を業務上過失致死などの疑いで書類送検しました。容疑を認めているということです。ロープをつないだ際の船のスピードが速かったことで、栄丸があおられたことが事故の原因とみられています。
(2024年7月25日放送)