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【サンフレッチェ広島・荒木隼人選手】ゴールも決める守備の要がケガから復帰! 「もっと細かいところに目を向けたい」

2024年5月15日 7:00
【サンフレッチェ広島・荒木隼人選手】ゴールも決める守備の要がケガから復帰! 「もっと細かいところに目を向けたい」
主力にケガが相次いでいたサンフレッチェ広島。10日の練習再開には、わき腹を痛めていた川村が強めのダッシュで復帰に向け段階をあげると、ブラジルで治療していたドウグラス・ヴィエイラも広島に戻り調整に励んでいます。その中で、いち早く戦列に戻ったのが荒木隼人です。

■サンフレッチェ広島 荒木隼人選手
「あまり今までのサッカー人生でケガをしたことがなかったので、正直(ケガした)直後は少しショックな部分はありましたけれども、落ち込んでいても仕方ないなって。」

ディフェンダーの荒木隼人は、サンフレッチェ広島で定番の3バックの真ん中に君臨し、相手の屈強なFWに真っ向勝負します。身長186センチから高さのあるヘディングと、当たりの強さを持ち味とします。開幕からスタメン出場を続けていましたが、6節・町田戦の試合途中、左太もも裏を痛めて戦線を離れることに。チームは荒木の離脱前が5試合で3完封、離脱後の5試合は1完封と守備職人の不在に苦しみました。荒木は、5月3日の新潟戦に約1か月の離脱を経て復帰します。するとコーナーキックに頭で合わせてゴール。華々しく戻ってきました。守備だけでなく攻撃力も兼ね備える荒木に、サッカー解説者の森﨑浩司さんも目を細めています。

■サッカー解説者 森﨑浩司さん
「彼が戻ってきた強みは、セットプレーの強さはあると思いますので、荒木選手がいることによって、他の佐々木選手だったり高さのある選手が、より輝きを増すことにも繋がると思うので。本当にゴールはすごかったなと思いました。高かったなと。」

荒木のゴールにプレッシャーをかけるのは…?

ディフェンダーのゴールはより一層話題になりやすいものですが、荒木のゴールには、後輩やサポーターに慕われるエピソード満載です。ディフェンダーの中野就斗。荒木より4学年下の後輩は、札幌戦で今シーズン2つ目のゴールを奪いました。

■サンフレッチェ広島 荒木隼人選手
「中野が札幌戦で2点目取った時に、すぐ言ってきましたからね。『隼人君、2点差つきましたよ』と。個人間でもやりとりするんですけど、SNSでも発達しているから、そこでもサポーターの方々から「荒木置いてかれてるぞ」とすごいプレッシャーを受けてて、そういうのもあって1点取れてほっとしています。」

サポーターに一言!

さらに「サポーターに言いたいことがある」と、荒木自ら取材陣に話始めました。

■サンフレッチェ広島 荒木隼人選手
「Xで見かけたんですけど、サンフレ貯金をしている人がいるっていって。勝ったらいくとか(貯金していく)。荒木のゴール、すごい(金額が)高かったんですよね。どんだけ俺のゴール希少やと思ってんねと思って。そこは納得いかないなと思って。」

貯金をしているサポーターは、「荒木選手のファンであり得点機会の少ないディフェンダーだからこそ、決めるとよりうれしい」という期待の表れとのことです。

■サンフレッチェ広島 荒木隼人選手
「今年はその人多分(貯金し過ぎで)破産するかもしれないですけど、大丈夫ですか?決めますよ、今年はいっぱい。」

多くの人から慕われるディフェンダー「いい守備は前から」

サポーターや後輩にとって、身近なところは人望の厚さを物語ります。

■サッカー解説者 森﨑浩司さん
「彼が、ストイックな姿勢を背中でも後輩たちに見せてくれる存在ですし、しっかりと自炊して、料理も作れるというところで。後輩も彼を慕って、彼の家に食事に行く選手もいるみたいなので。プレーでも、プライベートでもチームを引っ張ってくれる存在かなと。」

サンフレッチェはホームで3失点と、守りの崩れた敗戦から3日間のオフを挟みました。次の試合は15日のホームゲーム。荒木は守備の要として、もう一度堅守を取り戻す決意です。

■サンフレッチェ 荒木隼人選手
「いい守備は、前から始まると思っているので。前からプレッシャーをかけられるよう後ろからしっかり指示を出して。しっかり後ろとしては、体を張るとか、リスクマネジメントとか、もっと細かいところに目を向けてやっていきたいなと思っています。」

【元気丸 2024年5月12日放送】

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