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2023年に見つかった新しい彗星 阿南市科学センターの職員が撮影成功【徳島】

2024年10月2日 18:53
2023年に見つかった新しい彗星 阿南市科学センターの職員が撮影成功【徳島】
徳島県阿南市那賀川町の阿南市科学センターの職員が、最近発見された彗星の撮影に、10月2日の朝、成功しました。

職員の若藤祐馬さんが、その彗星の撮影に成功しました。

(阿南市科学センター 専門指導員 若藤祐馬さん)
「(彗星が)どの位置に見えるのかをまず調べました。ステラナビゲーターというソフトウェアでほぼ真東の空にいることが分かったので、東の空に望遠鏡を向けておいて、あとは現地で微調整をすると」

若藤さんは、2日の午前5時前に徳島県鳴門市の実家から近い大手海岸の堤防の上で、大きな天体望遠鏡を構えて、その彗星を待ちました。

その彗星は2023年に見つかった新しい彗星で、発見した天文台の名前から紫金山・アトラス彗星という名前がついています。

2024年9月末に太陽に再接近しました。

(阿南市科学センター 専門指導員 若藤祐馬さん)
「彗星のほとんどは氷でできていて、放出されたガスや塵が彗星の尾になる。コマの部分も良く分かりますし、彗星の尾と呼ばれる部分がかなり広く伸びていることが分かっているので、その部分もけっこう長めに撮影できた」

この彗星は11月上旬ごろまで望遠鏡や双眼鏡で観測可能ということですが、10月12日から18日までは西の空で午後6時半以降、肉眼でも見られる可能性があるとのことです。

(阿南市科学センター 専門指導員 若藤祐馬さん)
「もし、それくらい明るくなったら、『令和の大彗星』みたいな感じで、 ニュースのトピックの一面になるようなすごく大きな話題になると思います」


この紫金山・アトラス彗星は、「ハレー彗星」など一定周期で地球に接近する彗星と違って、一度接近したら二度と近づくことがないということで、今回が最初で最後の観測のチャンスということです。

今回は四国放送の「けんみんBOX」にも、視聴者の方から画像を送ってくださっており、それぞれ小松島市と阿波市で撮影されたということです。

阿南市科学センターでは、今後この彗星の観察会を開くということで、ホームページなどで確認してほしいということです。

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