美馬市の伝統工芸品「美馬和傘」　大麻比古神社に奉納し繁栄願う【徳島】

7月22日、徳島県美馬市の伝統工芸品「美馬和傘」を制作している団体が、鳴門市の大麻比古神社に和傘を奉納しました。

この奉納奉告祭には、美馬和傘製作集団の住友聡代表や美馬市の加美一成市長ら5人が出席、2本の和傘を奉納して「美馬和傘」の今後の繁栄を願いました。

「美馬和傘」は簡素な中にも素材の持つ美しさと、傘紙に塗られた油の独特なにおいが特徴です。

今回奉納した傘は、直径約140cm、白い和紙と傘の骨の部分を黄色い漆で仕上げられた、神主が雨天時に使う神職用の和傘です。

（美馬和傘製作集団 住友聡代表）
「日本の文化を守るという意味も込めまして、神社であるとかお寺、そういったところで祭礼の際に使って頂く。和傘のこれからも生きていける方向ではないかなと考えています」