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衆議院解散 選挙戦の争点は 街行く人の本音 専門家の分析は?【徳島】

2024年10月9日 19:25
衆議院解散 選挙戦の争点は 街行く人の本音 専門家の分析は?【徳島】
10月9日午後、衆議院が解散し事実上の選挙戦がスタートしました。

今月15日公示、27日投開票という超短期決戦、争点について街ゆく人や専門家はどう考えているのか話を聞きました。

(街の人)
「(解散は)ちょっと早すぎるかなという感じがします。やっぱり裏金(問題)じゃないですか」
「曖昧なまま終わっているので、きれいに終わらせて、然るべき人が出てくれて選ばれれば良い」
「今よりもっと世の中が良くなったらな良いな、くらいしか思っていない」

おなじみ、鳴門教育大学名誉教授の山本準さんは、今回の一番の争点はやはり「あの問題」だと話します。

(鳴門教育大学・名誉教授山本準さん)
「今回の総選挙はやはり、政治と金の問題ですね。いつまでたっても決着が付けられない。政治資金規正法も改正していると言いながら、抜け穴だらけだし、本質的に政治と金の問題は、もうクリーンにするような決着をつけてほしい。野党にはしっかりと国政はこうあるべきという理念の下に、現在の政権与党に対して厳しい姿勢を貫いてほしいし、政権与党の方も、これから自分たちはこんな新しい政党になったと、こんなに刷新していきます、改革していきますということを、国民の目に見える形で訴えてもらいたい。その上で激しい議論をしてもらいたい

また、物価高騰対策など経済面での論戦を期待する声も。

(街の人)
「私たちは年金生活者ですので、低所得者に対する策があったら良いなと思っている」
「経済面でしょう。今は物価高ですよね。何につけても上がる。今来たバスでも40円上がっている」
「消費税を上げないで欲しいと思います」

徳島経済研究所の里正彦専務理事は、各党の経済政策の違いをこう分析します。

(徳島経済研究所専務理事・里正彦さん)
「各党さんこれをやれば良いんだろうなということは、経済的なことでは出てきていると思う。政権側は賃金を上げる方に重点を置かれているのかなと、一方野党の方は支援策の方に行っている。何か良い政策を負担の軽減とかをしようとすると、一方ではそれに伴う費用負担コストが発生しますので、利益と負担そのバランスがどうなるかというのを、国民に分かる形でご説明いただきたい。これは与党も野党も両方にしっかりお願いしたい。そこの所の議論を深めていただきたい」

一方で、日々の暮らしに目を向けてほしい、そう願う人もいます。

(街の人)
「子育て中なので、子育て支援を国に頑張ってくれるとありがたいなと思う」

不登校児の支援に取り組む「オルタナティブスクールゆきち」の福田遼子代表です。

(オルタナティブスクールゆきち代表・福田遼子さん)
「不登校に関してなんですけども、他にも県内にたくさんフリースクールとか、オルタナティブスクールとか、子どもの居場所を提供している所団体さんはあるんですけど、どこも資金難であったり、学校側と連携したいと民間の団体から申し出ても、なかなか連絡が取りづらいとか、すごい大変だという声が上がっているので、それをぜひ聞いてほしいな。教育の立て直しだったり改革という所に力を注いでくれる人を応援したい」

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