欧州発明家賞に徳島出身の佐川眞人さん　ネオジム磁石を発明【徳島】

経済発展などに貢献した発明に対して贈られる「欧州発明家賞」に、徳島県出身でネオジム磁石を発明した佐川眞人さんが選ばれました。

欧州発明家賞を受賞した徳島県出身の佐川眞人さんは、現在80歳、愛知県に本社を置く特殊鋼メーカーの大同特殊鋼で顧問を務めています。

賞は経済発展などに貢献した優れた発明に対して毎年、欧州特許庁が付与していて、佐川さんは、非欧州諸国部門での受賞となりました。

佐川さんは、1982年に豊富な資源である鉄を主成分とする「ネオジム磁石」を発明。

それ以降、ネオジム磁石は最も強力な磁力をもつ磁石として、電気自動車やエアコンのモーターなどに使われれています。

受賞を受け佐川さんは、「材料科学者を目指す若い人たちにとって、材料科学技術の研究開発がいかに社会に役立つかを実感するきっかけとなり、励みになることを願っています」とコメントしています。