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高校生が聞き取りや解読 戦火から貴重な資料を守った人を紹介する企画展

2023年11月9日 19:13
高校生が聞き取りや解読 戦火から貴重な資料を守った人を紹介する企画展

戦火から貴重な資料を守った人に焦点を当てた展示会が高校で開かれました。

熊本市東区の県立東稜高校で開催されたのは「熊本の歴史資料を守った人々展」。第二次世界大戦中に県庁から民家に「疎開」して戦火を逃れた県政の資料などの保存に尽力した人を紹介しています。

東稜高校では、2019年に司書教諭と図書委員会でつくる東稜アーカイブズを発足し資料の保存や活用を行っています。

今回の企画展も、図書委員会アーカイブズ班の生徒たちが関係者への聞き取りや資料の解読を行ってきたということです。

■図書委員会アーカイブズ班 西島直希さん(1年生)
「今回展示した人は教科書に出ることはない。少しでもこういう人がいたということを知って欲しい」

■図書委員会アーカイブズ班 村岡蓮都さん(2年生)
「文書を残すことの大切さも知ってもらいたい」

企画展の一般公開は9日までですが、生徒の学習を目的にしばらくの間展示を続けるということです。