【TSMCで注目】半導体業界の人材育成を 熊本県が高校生対象に研修
水俣市で8日から始まったのは県内の高校生を対象にした2泊3日の研修です。
菊陽町に進出した台湾の大手半導体メーカーTSMC。来年12月にも工場が稼働する予定です。しかし、半導体業界の人材不足が課題に。
こうした中、若い世代に半導体産業への関心を持ってもらおうと、熊本県が今回初めて高校生の研修を企画しました。生徒たちは半導体を取り巻く世界情勢や、基本的な仕組みを学んだ後、水俣市にある半導体を扱う工場を見学したり、実際の作業を体験したりと“半導体”を身近に感じたようです。
■熊本工業高校電子科2年 林田凌臥さん
「将来半導体関係の企業に就きたいと思っているので、詳しく学びたいと思い参加しました」
■大津高校理数科2年 矢野維槻さん
「初めて知ることが多くて、難しかったり分からなかったりしたことはあったけど、新しい知識が自分の中に身につくというのはとてもおもしろいです」
■熊本県教委高校教育課 増田健治主幹
「今回少し専門性の高い研修を、興味・関心を持っている生徒たちに提供することで、少しでも産業人材の育成に寄与できれば」
高校生の研修は12月にも2回行われ、今回と合わせて45人が参加する予定です。